
(日経新聞 2016年12月30日朝刊より)
この記事の見出しだけみると、
なんだか違和感を感じませんか?
日銀の黒田総裁が「経済が良くなっている」と自信を表す記事と
その下には、
自動車の販売が振るわないという記事
住宅と車の販売が順調なときは、世の中にお金が上手く回っていて、
経済も好調のサインと言われますが。
’経済はよい方向とハッキリ言える’?
一方で、軽自動車の販売の低迷が響いて’新車販売は500万台割れ’
高校生に意見を求めてみると、
この紙面の配置は、あえて読者に
政府や日銀が発する情報と実態を比べてみてごらんと語りかけ、
経済環境の好転が尚遠いことを示唆しているのではないかとのこと。
日米の経済見通しを見てみると、
●日本の経済成長率について、
2016年0.8%
2017年1.1%
2018年1.1%
●米国の経済成長率ついては
2016年1.5%
2017年1.8%
2018年2.5%
米国が堅調に伸びるのに対して、日本は、2年後まで横ばいの見通し。
◎株価指数について
米国S&P +1.2%(2017年末予想)
日経平均株価 -1.3%(2017年末予想)
<"Global Economic Outlook and Strategy",2016/11/28Citi Research(SMBC信託銀行)より>
お金は高いところに流れるんでしたよね。
経済成長率のより高い、株価上昇予想のより高い成熟国が魅力的に映ります。