非番だったので、大船からモノレールに乗り
母の顔を見に行った。
江の島が見えるその有料施設は
風通しがよく、介護師やヘルパーの表情も明るい。
心配した以上に、
体調は落ち着いていて、
いつもよりたくさん話をすることができた。
女子は、いくつになっても
しゃべることで気分転換できるもの。
一番のストレス発散法だ。
ただ、ひとつ気になる言葉が私の心に突き刺さった。
「○○は、ここへは入れちゃダメだよ・・・。」
その声は静かで穏やかだった。
○○は、母の息子=私の夫のこと。
自分はここへ住むことを受け入れているけれど、
息子には入ってほしくない。
何があっても入れないであげてね。
という切なる思いが伝わってきた。