2014年10月24日

無担保の支援

お子さんがいるご家庭では、絵本や児童書の読み聞かせをするでしょう。
子どもはお気に入りの本があって、
いつも同じ本ばかり持ってきては
隣に座って、読み聞かせが始まるのを嬉しそうにしていました。

そのお気に入りの本の中に、『おおきな木』がありました。
シェル・シルヴァスタイン(作・絵)

3才から老人までの絵本として多くの人に読まれていますが、
『1本のおおきな木、りんごの木が一人の人間に限りなく
愛を捧げる美しくも悲しい物語』なのです。

無限に相手が欲することを与え続けるのですが、
気になるのは、最後の方で、
『きは それで うれしかった』
『だけど それは ほんとかな』
というくだり。
学生時代に読んだエーリッヒ・フロム著の
『愛するということ』の中に
愛とは、与えるということであると主張がありました。
そこには、犠牲はなく、報酬や見返りも期待しない。
与えることは、人間の最高の表現で、それにより
喜びを経験するというのです。
おおきな木は、ひとりの小さな男の子に
自分(木)の葉を与え、りんごを与え、枝を与え、幹を与え、
最後は古ぼけた切株に・・・。
切株になっても、
まだなお『与えること』を忘れないりんごの木は
母性愛に通じ、感動しますが、
その一方で、
これ、ちょっと間違えると、子を甘やかすことに他なりません。

普通は途中で子供の方が気がつきます。
『きは それで うれしかった』
『だけど それは ほんとかな』
のところで、必ず、子どもたちが
『だめー!だめだよ。』
『ぜんぶもっていっちゃったらかわいそうだよ。』
と騒ぎ出します。

大人にも読んでいただきたい一冊です。

posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 12:00| ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする