はじめての資産運用 企業分析の続きです。
企業の成績表と言われる「損益計算書」の見方を紐解いていきましょう。
文字通り、その企業の1年間の損益を計算してまとめたものが「損益計算書」。
「売上高」から順番にコストを引いていく引き算ではじく利益です。
様々な費用を差し引き、最終的な利益を算出する表で、1年間にどれだけの利益を上げられるかを
確認します。
売上高から、売上原価つまり製造にかかるコスト、
原材料費や製造現場の人件費などを引く ⇒ 売上総利益(租利益)
そこから、販売費や一般管理費を引く ⇒ 営業利益
さらに、受取利益や受取配当金など営業外収益を足し、
支払利息や支払利子を引く ⇒ 経常利益(営業上の利益が弾きだされます)
さらに、そこから特別利益と特別損失を足し引きすると ⇒ 税金等調整前当期純利益
最終的に、法人税が引かれて、当期純利益が弾き出されます。
これが企業の最終的な利益、期ごとの企業の努力の結晶です!
株主にもたらせれた利益ということになります。
この中から、配当金が支払われ、残りは内部留保として蓄積されたりします。
この最終的な利益の変化に注意を払います。
↓ ↓ ↓
・同じ企業の数字を時系列にして過去との変化を比較する。
・同時期の同業他社5社〜10社の数字を比較する。
・営業利益、経常利益の伸び率にも注目。
次回は、3つめの決算書「キャッシュフロー計算書」をみてみましょう。
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