2022年12月27日

金融商品を販売しない資産運用アドバイザー

ファイナンシャルプランナーの村松祐子です。

金融庁は、NISAの抜本的な改革と並行して、証券投資や金融のについて個人の方にアドバイスができる
認定アドバイザー体制を整えようとしています。

@金融商品を販売しない
A顧客からだけ報酬をもらう

@Aの観点から、金融商品仲介業者や保険募集人は「認定アドバイザー」には入りません。
完全に顧客に寄り添い、金融教育と資産形成の助言ができるアドバイザーです。

それなら私はずっと以前からそのような立場で相談者の方の資産形成のご相談に対応してきました!
金融商品を売られる心配がないので、ご相談者の方は安心してお金の相談ができるのです。

金融機関の窓口で勧められるままに購入するのではなく、
自分で調べ目聞き力をつける方法をレッスンや相談で詳しく個別にお伝えしています。

欧米に比べると日本は投資助言では劣っているため、金融庁は投資助言の価値を高めようとしています。
証券会社に向けても、金融庁は有償の投資アドバイス(助言)業務へ参入しやすくなるよう規制を緩和する方針です。

運用商品を売り買いするたびに手数料が生じる従来の体系では売買が活発になるほど証券会社の実入りが増える構造になっています。
そのため、不要な商品を勧める誘因も働きやすかったというのも傾向としてはありました。
大手証券会社では、その代わりとして導入しているのが残高に応じた手数料体系です。

野村証券は「レベルフィー」と呼ぶ取り組みを4月に国内の全店舗で始めました。
株式や債券、投資信託など運用の成果として残高が増えれば手数料も伸びる仕組みです。
顧客と証券会社の利害の方向性を一致させる試みで、6月末時点で対象となる顧客の資産は2000億円を超えたといいます。
(日経新聞 10月25日)

顧客と証券会社の利害を一致させることで、顧客の金融リテラシーの向上と同時に、資産形成に資する助言のクオリティを高める
ことが期待できるでしょう。
このような動きが浸透していけば、「証券会社の人と付き合わなければ、お金を無くさないで済んだのに!」というネガティブな発言は聞かれなくなるでしょう。

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posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 22:00| 神奈川 | 資産形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

朗報!NISA グッと利用しやすく!悲願の恒久化!

ファイナンシャルプランナーの村松祐子です。

NISAが2024年からの制度恒久化と投資枠の大幅拡大します。
金融庁が8月に公表した2023年の税制改正の要望に対し、政府・与党はほぼ「満額回答」で一致。

年間の非課税投資枠は最大360万円。
現行制度の一般NISA 120万円 → 240万円
    つみたてNISA 40万円 →  120万円

すでにNISA投資を行なっている人も、23年までの投資分はその後も期限まで非課税メリットが続きます。
NISA大進化」参照

【NISA改正の概要】
■現行の一般NISA・つみたてNISAは2023年末で買付終了。その後もきげんまでは非課税メリットが続きます。
新しい統合NISAの生涯投資枠とは別枠で非課税メリットを利用できます。

→既に始めていた人は優位に。
→改正を待っていた人は2023年中に現行NISAを始めるとよい。
→非課税期間は現行の扱いのまま(無期限ではない)

■新しいNISA「統合NISA」の概要
・制度の恒久化、非課税期間の無期限化
 →いつ始めても良い。ただし非課税期間が無期限なので複利効果を活かすなら早い方がよいでしょう。
・投資枠の拡大
 一般:240万円 つみたて:120万円・・・合計360万円
・生涯投資枠:1800万円
 →月15万円なら10年、月10万円なら15年、月5万円なら30年
・現行NISAとは別枠なので、新たに口座開設が必要になりそう。

■ジュニアNISAの継続管理勘定
→統合NISAの成長投資枠へ移管

NISAの恒久化、無期限で投資をすることは悲願でした。
若い方は時間を味方につけ長期・積立・分散投資を淡々と続けていけばよいですし、
50代からでは、もう時間がないという方でも、10年や15年で投資タイミングや資産を分散して
投資をすることができます。
それぞれのペースで投資ができるため、利用しやすくなリます。

来年の決定が待ち遠しいです。
証券投資の学習を始めてみようかと思われている方は、お気軽にお尋ねください。
少人数の勉強会も開催しています。
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posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 20:32| 神奈川 | 資産形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月23日

日本銀行の金融政策の変更

こんにちは
ファイナンシャルプランナーの村松祐子です。

日本銀行は長期金利の変動幅を∓0.5%程度に拡大することを決定した
2022年12月19日ー20日開催の「金融政策決定会合における主な意見」を公表しています。

長期金利の変動幅拡大は、金融緩和の出口に向けたものではなく、
長短金利操作(イールド・カーブ・コントロール)の持続性強化につながるものだとされています。


将来の金融緩和の出口に関しては、
将来検証を行って、金融緩和の効果と副作用のバランスを判断することが必要と
指摘されています。

日本銀行の決定を受けて、
日本の10年国債利回りは大幅に上昇しました。

市場では、長期金利の変動幅拡大を事実上の利上げと受け止める見方があります。
posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 00:00| 神奈川 ☁| 資産形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月23日

東京証券取引所の上場企業の市場区分の見直し 2022年4月から!

日本の株式市場の国際的なプレゼンス向上が期待されます。

2022年4月から、上場企業の市場区分がプライム市場、スタンダード市場、グロース市場に変更され、それぞれの市場のコンセプトが明確になります。

・プライム市場
多くの機関投資家の投資対象となる時価総額と流通性を持ち、しっかりと情報開示をする企業向けの市場。
経営成績は、直近2年間における経常利益の総額が25億円以上、または直近1年間の売上高が100億円以上かつ上場日における時価総額が1,000億円以上。

・スタンダード市場
投資対象として、一定の時価総額と流通性を持ち、上場企業としての基本的な情報開示を備えた企業向けの市場。
経営成績は、直近1年間における経常利益が1億円以上。

・グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる企業向けの市場。

「2022年、東証の市場再編!なぜ?上場基準はどう変わる?」に内容をまとめたコラムを書いていますので、ぜひご一読を。
市場区分の変更に伴い、株主優待銘柄にも変化がありそうです。
読みやすく「東証が市場改正を発表!株主優待はどう変わる?」にまとめていますので、ぜひご覧ください。
posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 20:46| 神奈川 ☁| 資産形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月20日

未来への投資〜投資は社会貢献〜

こんにちは ファイナンシャルプランナーの村松祐子です。

資産運用というと、お金を投資して上手に育てるということに意識が向きがちですが、
「社会貢献」という側面もあることを考えたことはありますか?

私たちは、国に税金払ってますよね。国債を購入することで国にお金を貸したりもしているわけです。
政府に支払ったお金は、公共投資を通じて、巡り巡って、私たちの暮らしを安定させてくれます。

企業への貢献も然りです。
株式や債券を購入することにより、企業へ資金提供することになります。
その資金を企業は、設備投資、研究費、人材を得て、事業を発展させます。
その結果として、雇用も増やせ、従業員の給与も上がることで、
私たちの暮らしも向上するという循環に繋がっていくわけです。

私たちひとり1人が経済主体として、意思をもって、お金を使うことは未来への投資です。
自分の住む街、国を消費者である自分が作っているんだという意識をもつことが大切です。
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posted by ライフ&マネーのコンシェルジュ at 00:53| 神奈川 ☁| 資産形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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