様々な社会変化のきっかけになっています。
感染症により多くの命が奪われ脅威に感じますが、その一方で感染を予防するために
もたらされる変化が、私たちの価値観を変え文明を変えてきています。
・ペスト:自由な行動、自由な経済の始まりとなり、イギリスでは資本主義の発展につながった。
・コレラ:飲み水を介して感染流行が広がったので、予防のため、上下水道の整備が進んだ。
・結核:結核予防のため、空気の通りをよくする大通りなど近代都市のインフラ整備が進んだ。
・新型コロナウィルス:外出自粛により、リモートワークやウェブ授業が急速に普及した。
環境疫学、統計学、生態学、進化生物学と広域なアプローチにより熱帯病の研究をされている
山本太郎教授(長崎大学 熱帯医学研究所)によると、
感染症ウィルスがヒトの社会に進出したのは、
野生動物が暮らす生態系に人間が大きく進出したのが大きな原因となっているとのこと。
無秩序な開発や地球温暖化による生態系の変化で、ヒトと野生動物の距離が縮まっている
のだそうです。
新しいウィルスは、基本的に動物からヒトの社会へやってくるらしく、
過去を振り返っても、何度もそれは繰り返されていて、
SARS、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、そして今回のウィルスもそのひとつ。
では、私たちは、これから感染症とどう向き合えばよいのでしょうか。
教授によると、”感染症を撲滅することは不可能”なので、
『被害を抑えながら、多くの人が免疫を得るのを待つ。
撲滅ではなく、いかに共存、共生する社会をつくるかが大事』
『巨大都市をさらに進めるのか。それとも人口も含めた地方分権をするのか。
今後の変化は我々の意識次第。』
ということのようです。
とはいえ、
人が止まり、経済が停滞している状況がしばらく続くとなると、
世の中はどうなるかはイメージできますよね、
企業はモノを作ったり、サービスを提供したりができず売り上げをあげることが
できない。大企業もあらゆることを想定して、
あらかじめ銀行からたくさんの融資を受けたりしています。
私たち個人は、収入が途絶え、家賃が支払えなくなる人が増えてきています。
経済は、これからさらに悪化傾向にあることは想像しやすいと思います。
そう。停滞はまだ始まったばかりです。
コロナは脅威だけれども、
それがもたらす文明開花は素晴らしいと考え、
文明が生まれ変わる希望の光を見ながら、
厳しい時代を乗り切っていきましょう。必ず復活します。
家計、加入保険、住宅ローンの見直しなどできることは全部やっておきましょう。
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